すでに1月も終わってしまいますがあけましておめでとうございます。
今から10日前、早朝の夢とうつつの間に亡き祖父の夢を見ました。
祖父の夢を見たのは初めてです。
祖父の姿を見た、というよりも祖父の存在そのものを思い出した夢でした。
祖父が亡くなったのは数年前の1月下旬で、去年に区切りの年忌を終えています。
しかし夢の祖父は少し寂しそうな感じを受けました。
成仏はしているけども供養が足らないので、それを知らせたくて夢に出てきたのか。
私の実家に祖父や先祖の仏壇があるのですが
毎日手を合わせているわけではなく、私を頼ってきたのかそれ以外の理由があるのか…。
かと言ってすぐに実家には帰れないので東京で供養出来る方法は何かないかと思い、
以前に桜井識子さんの著書「死んだらどうなるの?」
で、故人を供養する方法の一つに
写経をして仏様へ奉納するという方法が書かれていたのを思い出し、
私が東京でご縁をいただいているお寺で写経をやっているか調べてみました。
まずは豊川稲荷東京別院のブログを久しぶりに見てみたら、
いきなり「写経」の文字が目に飛び込んできました。
豊川稲荷東京別院ブログ
http://toyokawainari-tokyo.jp/wp/?p=213
しかし、豊川稲荷では1、2月は写経を受け付けていないようで、
時期が合わないため諦めました。
次に深川不動堂のHPを調べてみると
写経の体験修行が出来て、なおかつ仏様へ奉納出来るそうです。
予約なしで毎日9~14時まで受け付けているとのこと。
深川不動堂HP
http://www.fukagawafudou.gr.jp/taiken/index.html#syakyou
ということで、今朝からさっそく深川さんへ写経をしに行ってきました。
写真は撮らなかったので去年年末のご縁日に行った時の写真を載せます。
2019年12月撮影
正門をくぐって右手側のお守り売場が写経の受付窓口になっています。
初めて写経をしたい旨を告げると対応してくださった女性が
「2月3日までは僧侶が諸行事で多忙のため、
僧侶による初めての方への写経説明がありませんがよろしいですか?」
と言われましたが構わなかったので写経を申し込みました。
女性に写経道場まで案内されて道場内で写経前の作法を丁寧に教えていただき、
終わりに「写経を終えるのに1時間半くらいかかります。
疲れたら机に置いてある作法の本を読んだりして気分転換してください」
と言って去っていきました。
写経は般若心経と仏説聖不動経が選べるようですが
私は般若心経を写経しようと決めていました。
机には印刷されたお手本がすでに置いてあり、
その上に半紙が重ねられて文鎮で留められています。
お手本の上からお経の文字をそのままなぞっていきます。
しかし、久しぶりに墨汁で字を書くのは緊張。
最初は筆で字を書くのがこんなにヘタだったのか、と落ち込みながらも
書くコツを掴みだしたのはお経も半ばにさしかかった
「無罣礙故(むーけーげーこー)」の辺り。
最後に日付、心願、願主の氏名、住所を書き終えたのですが、
写経を始めてから2時間以上も経過していたことに驚愕。
不慣れなせいもあったけど1時間半じゃ全然終われない…。
道場内のお不動様の前には写経奉納箱が置いてあります。
写経を奉納しようとお手本と半紙を離そうとしたのですが
私があまりに書くのが遅かったせいか、
お手本と半紙が乾いた墨汁により完全にくっついてしまっており、中々剥がせない。
あまりに剥がれないので少し力を入れたところ、
ビリッ
あっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
お経のど真ん中で破れる半紙…。
どうしよう!と思ったものの、このまま他の部分をめくっても
また破れてしまうと思ったのでお手本をつけたまま奉納箱へ納めて
お不動様にめちゃくちゃ謝りながら
どうかお経を先祖に届けてくださいとお願いしました。
道場を出た後、
内仏殿4階にいらっしゃる大日如来様のもとへ久しぶりにお参りしました。
お参りしながら脳内で下記のやり取りをしました。
私「あけましておめでとうございます。
今日は先祖供養の写経をしに来たんですが、
完成した写経がお手本とくっついてしまって
剥がしたら半紙を破ってしまいました!ごめんなさい!!」
大日様「気にするな」
私「破れたらお経の効果が無くなるかもしれないですが、
どうか先祖へお経を届けてください。
お願いしますお願いします!(;´Д`)」
大日様「…分かった(少々呆れ気味)」
とお返事をいただけました…大日様はお優しい…(ノД`)
ということで、私の初めての写経はほろ苦い思い出となりました。
余談ですが、受付の女性が言ったように1時間半程度で書けていれば
お手本と半紙はすんなり剥がれたと思います(汗)
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